美しさを磨く
バレリーナ達は、痩せているのにエネルギーに満ち溢れています。それは日々磨かれ、うちに秘めた美しさがあらわれた結果なのだと思います。19世紀の終わりに、ファッション界のモデルが登場し、洋服をただ着るのではなくその洋服をどう着こなしていくかアピールするようになりました。洗練された身のこなしによって洋服の美しさが見出されるようになったのです。バレエが20世紀に入って発展したことの背景にはそういった流れもあります。だからこそ、バレエは人間そのものの美しさを追求した芸術になっています。バレエによって心も身体も鍛えられ、私たちはどんどん美しさを増していけるのです。
表現する心
足が開かない、形がうまくできないという以上に、姿勢のあり方、意識の持ち方が重要です。鏡にうつった自分の姿を客観的に見て、自分をみることが大事です。それには発表会に出ることをオススメします。美しい衣装を着て音楽に合わせて、その役になり楽しむということ、表現する心を学んでください。